当院では、毎週土曜日、ペインクリニックの診療を行っています。
予約制のため、ご希望の方はお問い合わせください。
痛みは自分自身にしかわからないものです。
痛みが周囲の人たちに理解されないことで苦しんでいるケースも見受けられます。
治療は、まず患者さんの痛みを認め、理解するところから始まります。
慢性痛に悩んでおられる方は、ぜひ一度麻酔科(ペインクリニック)を受診されるようお勧めいたします。
麻酔科 安部 俊吾
平成5年 | 愛媛大学大学院医学科研究科卒業 愛媛県立中央病院麻酔科 |
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平成6年 | 市立宇和島病院麻酔科 |
平成8年 | 愛媛大学付属病院麻酔科 (平成10年より病棟医長) |
平成15年 | 松山赤十字病院麻酔科 |
平成20年 | 田窪リウマチ・整形外科非常勤 |
ペインクリニックとは、文字通りペイン(痛み)を治療する、という意味です。これを行っているのが、麻酔科です。
麻酔科は、手術を受ける患者様に麻酔を行いますが、「麻酔で痛みを取る」というところから、慢性的に続く痛み(慢性痛)を治療する科としても 発展しました。
では、慢性痛にはどのようなものがあるのでしょうか?
以下に、治療の対象となる疾患を挙げてみます。
まとめますと、神経の過敏が痛みを引き起こしている状態と言えます。こういった痛みを和らげ、患者さんのQOL(生活の質)の改善をはかります。
治療法は大きく3つあります。
処方する薬は通常の痛み止めではなく、抗うつ薬や抗てんかん薬など神経に作用する薬を用います。
神経ブロックとは、注射で神経のまわりに薬液を注入する方法ですが、星状神経節ブロックや硬膜外ブロックなど、痛みの部位や状態に合わせて様々な種類があります。
レーザー治療とは、皮膚の上から神経にレーザーの光を当てる方法で、安全な方法ですが、効果には個人差があります。
よって、前述の方法を駆使し、患者さんに最も合った治療法を探していくというのが基本的な方針です。